Oct, 1999


'I OFTEN THINK IN MUSIC': COLOR FILTER (GOD'S POP)

打ち込み主体のアンビエント・テクノ・ポップ? なのだけど聞きやすくてつめたい感じがしないのは ギターとかストリングスのリフがすごく気持ちいいからだと思う。 テクノにもインストにもあまりこだわらないところが COLOR FILTER の軽やかさ、心地よさかも。
今回のアルバムは前回に比べボーカルサンプリングを いろいろ使ってて、「言葉」でいろいろ遊んでる感じがする。 こういった系統の楽曲に多いストイックさやシリアスさがなくて、 もっと奔放に楽しんでいる感じ。 とはいえ10曲目「Give This a Whirl」はギターのリフが 泣けそうなくらいのせつないポップチューン。 今回も advantage Lucy のアイコはじめゲストボーカルの透明な歌声が 曲の一部にきれいにはまっている。


'JP': clammbon (WEA Japan)

クラムボン待望のファーストアルバム。
今までのシングルの曲も(カップリング含め)何曲か入っているけど ミックスが違ってあらためて聞く価値あるかも。 (でも10曲目「Our Songs」は、シングルの時のコーラス具合も 好きだったけど)。
新しく書き下ろした曲もクラムボンらしくて、 でもけして似たような曲ばかりにおさまってなくて アルバム通していろんなクラムボンが聞ける。 とくに「ORENZI」の突っ込み具合とか 「雲ゆき」のいとおしくてせつない詩世界とか。
あまり他に似たバンドがいないだけに これからどうなっていくのか楽しみ。


'New Chappie': Chappie (sony records)

なんか、「Chappie の曲すごくいいんだけど シングルだからまとめて聞けないんだよな」と思っていたら このアルバムが出た。 今までのシングルから4曲+書き下ろし。
作詞・作曲陣を見ながらアルバムを通して聞いてみると、 なんか最近のちょっと面白そうなアーティストが みんなそろってる気がする。 小西康陽や松本隆・草野正宗は言うまでもないけど、 ROUND TABLE、PAL@POP、COIL あたりが とっても旬な感じ。