打ち込み主体のアンビエント・テクノ・ポップ?
なのだけど聞きやすくてつめたい感じがしないのは
ギターとかストリングスのリフがすごく気持ちいいからだと思う。
テクノにもインストにもあまりこだわらないところが
COLOR FILTER の軽やかさ、心地よさかも。
クラムボン待望のファーストアルバム。
なんか、「Chappie の曲すごくいいんだけど
シングルだからまとめて聞けないんだよな」と思っていたら
このアルバムが出た。
今までのシングルから4曲+書き下ろし。
今回のアルバムは前回に比べボーカルサンプリングを
いろいろ使ってて、「言葉」でいろいろ遊んでる感じがする。
こういった系統の楽曲に多いストイックさやシリアスさがなくて、
もっと奔放に楽しんでいる感じ。
とはいえ10曲目「Give This a Whirl」はギターのリフが
泣けそうなくらいのせつないポップチューン。
今回も advantage Lucy のアイコはじめゲストボーカルの透明な歌声が
曲の一部にきれいにはまっている。
'JP': clammbon (WEA Japan)
今までのシングルの曲も(カップリング含め)何曲か入っているけど
ミックスが違ってあらためて聞く価値あるかも。
(でも10曲目「Our Songs」は、シングルの時のコーラス具合も
好きだったけど)。
新しく書き下ろした曲もクラムボンらしくて、
でもけして似たような曲ばかりにおさまってなくて
アルバム通していろんなクラムボンが聞ける。
とくに「ORENZI」の突っ込み具合とか
「雲ゆき」のいとおしくてせつない詩世界とか。
あまり他に似たバンドがいないだけに
これからどうなっていくのか楽しみ。
'New Chappie': Chappie (sony records)
作詞・作曲陣を見ながらアルバムを通して聞いてみると、
なんか最近のちょっと面白そうなアーティストが
みんなそろってる気がする。
小西康陽や松本隆・草野正宗は言うまでもないけど、
ROUND TABLE、PAL@POP、COIL あたりが
とっても旬な感じ。