以前 Citrobal の前のバンド(Citrobal Screen)を
見た時はルーシーっぽい、線の細さをちょっと感じたけど
このファーストアルバムはフレンチ、ボッサから
ギターポップまで幅の広さと奔放さがあふれてる。
とくに2曲目あたりの彼女いわく「ギターとベースの
とっくみあいの大喧嘩」が聞いていて爽快。
6曲目「セルロイド」の、自動人形のセンチメンタルも。
Cymbals のメジャー2枚め。
タイトル曲の 'RALLY' はTVでもラジオでも
耳にするようになってきたけど、
今回は他の2曲が Cymbals の Cymbals らしさとして
もう一つ、重要な部分じゃないかと思う。
前回に続いてのカバー
'(What's So Funny 'Bout) PEACE, LOVE AND UNDERSTANDING'、
ちょっとせつない 'コメディ・ショウ'。
不器用でおどけているけど、
本当はそれがまじめさの裏返しだったりする、
そんな抜け切れない男の曲が
もう一つの Cymbals のキャラクターだと思う。
買ってしまった。
'RALLY': Cymbals (VICTOR ENTERTAINMENT)
'TERRA 2001': the brilliant green (sony records)
本人たちも言っている通り、
明るくて、そしてアメリカンな今回のアルバム。
ただ、これは個人的な好みかも知れないけれど、
新しい一面を見せたというよりは
今までの楽曲のうち明るい曲を集めたような感じがしないでもない。
初期の、'goodbye and good luck' のような重さが
the brilliant green のらしさだっただけに、
ちょっと物足りない。
とはいえ英語詞はあくまで捨てず、
売るためのシングルとは一線を画したそのスタンスは前回と変わらず。
彼らのアルバムがバカ売れするのも違う気がするけど、
最近のチャートを見ていると英語詞のロックバンドが
普通に売れてもいいのかなとは思う。