先行マキシ三枚に続いての Cymbals 初メジャーアルバム。
インディーズ時代含めてマキシやミニアルバムなど、
どちらかというと「コンパクトにまとまった」印象が強かったけど、
このフルアルバムはかなりのボリューム感。
シングルの曲も多少は押えつつ、
オリジナルアルバムとして一つ一つの曲が立っていて、
インストその他のインターミッションも含めて
このアルバムが出来上がっている感じ。
インディーズ時代の曲に対する答の出し方も。
なかでも「Air Guiter」「ANSWER SONG (alternate mix)」あたりが、
彼らのやっている/やろうとしている音楽が見える気がして
かなりいい。
こちらもフルサイズという意味ではデビュー以来。 前回のミニアルバムでは(過渡期だから?)同じような印象の 曲が多かったようにも思ったけれど、 今回はちょっとふっ切れたようにも思える。 今の swinging popsicle の立ち位置みたいなものが あらわれているアルバム。 とくにグランジテイストな「ROCK SHOW」、 新しいセンスを(とくに Vo. 藤島さんのヴォーカルセンスを) 見せてくれる「my superstar」、 そしてインディーズの頃からの彼らのキャラクターをシンプルにあらわしている 「something new」「TOURS DE FRANCE」あたりが 肩の力が抜けていていい。
Lucy の掲示版や何かでいいと言われていた一枚。 noodles のポップ具合とか Lucy のトキメキ具合が近いかも。 あまり甘くないさらっとしたポップ感が聞きやすくてとってもいい。 名前に比べるとちょっとビター。 (というか名前だけ聞いていたときは あまあまのパンクポップかと思っていた)。 「You Don't Ask Me Twice」あたりのほろ苦さがとくにいいかな。