けしてめだつわけでもなく、
奇をてらうわけでもなく、
でもどこか少しクセのある Bonnie Pink らしい曲。
「犬と月」あたりで
「どこにいっちゃうんだろうなー」と思っていたけれど、
NY で作るようになったくらいから
クセのつよさと落ち着き具合がいいバランスになっているように思う。
ちなみに2曲目「過去と現実」のプロモを一度だけ見たけど、
沈みゆくようなイメージが印象的で、なかなかいいプロモだった。
なにより日本語詞のタイトル曲「めまい」が、 おもわず涙がこぼれそうになるくらいせつない。 詞も、アイコさんの歌い方も、 シンプルなアレンジも、 何もかもせつない。 多分単純な悲しみやつらさじゃなくて、 まっすぐ歩いていくことのできない自分と それを受け止めようとするけなげさがこの曲を かたち作っているんじゃないかと思う。