最近似たような純愛感動ものみたいなのが映画になっているなー、と思ったら
「この胸いっぱいの愛を」とか「黄泉がえり」って、原作梶尾真治だったんだね。。。
昔よくハヤカワとかSFの文庫を読んでいた頃、梶尾さんのも読みました。
地球はプレーン・ヨーグルトとか、かなりシュールだったり可笑しい話もいろいろあって、
そういうのが得意と思っていたけど、映画の原作になるような感動ものも書いているのね。
自分が読んだ中では
「〜エマノン」というシリーズが、
SF的でもあり哲学的でもあって面白かった。
でもほぼ記憶ないので今度読み直してみるか?
で、同じく文庫で梶尾さん以上によく読んでいた短編作家が火浦功。 ジュブナイル小説も多いけど、 角川の短編集があまりに突拍子もなくて、笑えて、それでいて泣けたりして、 中学の頃 「たたかう天気予報」 なんかを読んで小説家になろうとしてました。 「不安定なまゆみ」「そこにいない少女」あたりはすごく短いけど話がうまくできていて、 ちょっとほろっとくるような。
で、昔読んでいたSFの中でも一番と思っているのが
大原まり子の
メンタル・フィメール
およびそのルーツとも言える
ハイブリッド・チャイルド。
なんとも表現しようがないけれど、その美しくも残酷で偉大な母性をもった世界観がものすごいです。
そしてこの小説を読んでいると、なぜか PSYS の曲(とくに
HOLIDAY
とか
NON-FICTION
とか)を思い出したり。
投稿者 kyohei : October 19, 2005 1:55 AM
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