DBVW: マニュアル


以下、標準アプリ ToDo のデータを例に 各画面の動作を説明します。 (画面および項目の名称等は英語版のものです)

01. DB定義選択画面

初めに DBVW を起動すると、DB定義選択画面が表示されます。 すでにDB定義データがインストールされていれば一覧に表示されます。 DB定義を選択し「Open」ボタンを押すとデータベース定義画面に遷移し、 データベースのレイアウトを確認、変更することができます。
また、「New...」ボタンを押すと新たなDB定義を作成することが可能です。
DB定義作成(編集)画面では、DB定義を保存するファイル名、説明および レイアウトを定義するデータベースの Type、Creator を入力します。 Type もしくは Creator を特定しない場合は * を入力してください。

例)ToDo データベースのレイアウトを登録する場合、 Type: todo、Creator: DATA となります。


02. データベース定義画面

DB定義を選択すると、定義内容がDB定義画面に表示されます。 各行がデータベースのカラムをあらわしています。 行をタップし「項目名」「データ型」「サイズ」を設定してください。 新しい定義ファイルを開いた場合は、1行もカラムが設定されていないので 「...」をタップして新たなカラムの定義を追加してください。

例)ToDo の場合、データベースのレコードは次のようになっています。
1: 期日(DateType 型、2Byte)
2: 優先度+完了フラグ(UInt8 型、1Byte)
3: 内容(Char* 型、データ長は可変で null 文字で終わる)
4: コメント(Char* 型、データ長は可変で null 文字で終わる)
したがってカラムの定義は左のようになります。

カラムを定義し、左下の「Detail」ボタンを押すと データ表示画面(詳細画面)が開き、定義されたデータ型に従って内容が表示されます。 「List」を押せば一覧表示も可能です。
また、「Edit」ボタンを押せば定義されているTypeやCreatorを変更することができます。 (※現バージョンでは、画面上定義ファイル名も変更できますが、 実際には反映されません。今後のバージョンアップで対応いたしますので ご了承ください)。 右上には定義ファイル名が表示されていますが、これをタップすると定義ファイルを 切り替えることもできます。

カラム定義ウィンドウ。
選択できるデータ型およびサイズは以下を参照してください。

データ型一覧


03. データ表示画面:詳細

「Detail」または「List」ボタンを押し 最初にデータ表示画面に遷移すると、まず定義した Type、Creator に該当する データベースの一覧が表示されます。 複数ある場合には一覧から開きたいデータを選択してください。
データベースを選択すると、DB定義画面で設定したデータ型にしたがって、 データベースの1レコードが表示されます。 右上には現在のレコードNOと総レコード数が表示されており、 左右の矢印もしくはレコードNOをタップしてレコードを移動することも可能です。

リストは左から項目名、データの内容、オフセット(先頭からのバイト数)を表示しており、 オフセット欄はタイトル部分をタップすることで サイズ、データ型の表示に切り替えることができます。

「Rec Info」や「DB Info」を押すと それぞれそのレコードの情報やデータベースファイルの情報を表示することができます。 レコードの属性は「Rec Info」ボタン左側のアイコンでも表示されています。 また、メニューの「Open DataDB...」から 別のデータベースファイルを開くこともできます。


04. データ表示画面:一覧

一覧画面では、データの各レコードの内容が一覧で表示されます。 右上には現在開いているデータベースの名称が表示されており、 タップすると別のデータベースを開くことができます。

Appendix A. データ型一覧

DBVW C言語(Palm SDK) C言語(ANSI) NSBasic(※) 備考
Type Size
UInt 1 UInt8 unsigned char Byte?
2 UInt16 unsigned short Short?
4 UInt32 unsigned long Integer?
Int 1 Int8 signed char Byte?
2 Int16 signed short Short
4 Int32 signed long Integer
Char Null Terminated Char* char* String null 文字 ('\0') で終わるデータ長が可変の文字列
Set Size... Char[x] char[x] String? データ長=文字数を直接指定する文字列
Ref to Col... Char[x] char[x] String? 指定したカラムの値を文字数として扱う文字列
Bin 1, 2, 4 - - - UInt と同じ。ただし2進数で表示
Hex 1, 2, 4 - - - UInt と同じ。ただし16進数で表示
Float 4 float float Float? 浮動小数
8 double double Double? 倍精度の浮動小数
Date 2 DateType - Date? PalmOS での日付型
Time 2 TimeType - Time? PalmOS での時間型
RGB 4 RGBColorType - ? PalmOS での RGB カラー値
(※:NSBasic のデータ型との対応は現在調査中です)

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