Jul, 1999


'パンと蜜をめしあがれ': クラムボン (WARNER MUSIC)

クラムボンのメジャー2枚目。 バンドの紹介は こっちを見て欲しいけど、 2枚目もあいかわらずいいかんじ。 最小限の楽器編成だけどそのほうがボーカルの魅力が 生きるのかも知れない。 ほんと、歌ってて(演奏してて)楽しそう。 3曲目のコーラスもかなりやられるし。 ライブがまた見たい。


'水中メガネ / 七夕の夜、君に逢いたい': Chappie (SMEJ Associated Records)

Chappie の第3弾シングル。 ついに松本隆と草野正宗だよ。
'Welcoming morning' のアッパーな感じに比べると 今回は2曲ともしっとりしてて、 とくに「水中メガネ」はほろっとくる。 「わたしは男の子」なんて詞がずるいし。 今回はプロモもちゃんとあって、 それも曲の透明感そのまま。 聞いた瞬間の印象は弱いけど、 聞いてるうちに胸に染み込んでくる。
でも、8cm に1曲ずつ2枚ってのがずるいよね。 今までのあわせて編集したい。


'午前8時の脱走計画': cymbals (VICTOR ENTERTAINMENT)

ついにメジャーデビューの cymbals。 メジャー盤は結構今までと変わってしまったりするのかと 心配してはいたけど、むしろ今までの cymbals のキャラクターを 一番分かりやすく出した感じ。 もうサビ終りのメロディーラインとか、ベースの動き方とか、 ちょっと(だいぶ)ひねた詞とか、どれを取っても 「あー、cymbals だよ」って思ってしまう。 英詞でないのがちょっと残念と思ってると 2曲目はきっちりきめてくれるし(こっちの詞もまたいい)。 おまけにあの曲のカバーまであって、 この3曲で cymbals のあっちからこっちまで全部見せてる感じ。 ルーシー以上にこれから期待できるかも。


'rabid chords compilation vol.1': V.A. (VICTOR ENTERTAINMENT)

その「午前8時〜」の英語バージョンも入っているコンピ盤。 ネオアコを中心にギターバンドやヒップホップ、 宅録系などポップを軸にしていろんなバンドを集めたコンピ。 個人的に気に入ったのは 'citrobal'、'corniche camomile'、 'Farmer'、'JET LAG' あたり。 (とくに JET LAG 'I'll be there' のせつない疾走感と コーラスの重なり具合にはかなりやられた)。 とにかくどのバンドもクオリティが高くて、 しかも変に外したバンドがなくていい。 コンピ盤はいつも好きなバンドしか聞かなくなってしまうけど、 このコンピは全体で一つのアルバムとして 流しまくれる CD。

8月6、7日に渋谷屋根裏でこのコンピのイベントあり。 とりあえず二日ともいきます。
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ライブレポート