Spangle 3年ぶりのオリジナルアルバム、、、とか言ってるうちにもう次のアルバムも出てしまったけど。 なので2枚続けて書きます。
全編アコースティックピアノをフィーチャーして、 サイトの紹介でも「映画のサントラ的な〜」と謳っていた、(やや?)コンセプチュアルなアルバム。
もともと初期のエレクトリックギターのアンサンブルや、TRACE のポップ感が好きだったので
どうなるのか期待と不安と半々だったけど、、、。
1曲目の「Inc.」で『サントラ』の表現がそのとおりであると同時に、
やっぱりどうやってもこれはスパングルの音だと。
実は前作「For Installation」でも、
その繊細な美しさはすでに(Telephone あたりで)片鱗を見せていて、
その美しさが今回はアルバム全体に貫かれていて、
アコースティックで端正な色彩の統一感が ISOLATION を単なるアルバムではなく、
ひとつの作品を構成する楽曲群として、あたかも架空のサントラのような印象を与えてるような気がします。
しかもそれは実は、初期の頃から変わらないスパングルそのものの美意識が、
形を変えているだけなのではないかと。
リリースされたのは9月だけど、今の、冷たい雨の降る晩秋に似合うアルバムです。
投稿者 kyohei : November 16, 2008 8:12 PM
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