もともとは奥さんが読んでいた婦人公論に著者+フェミニズム系の女性二人の対談が載っていて、 この本のことが言及されていたので読んでみることに。 とくに著者がこの本の中で性に対する感覚(たとえばロリコンの心理とか、チラリズムとか) を本人の性的感情を元に正直に語ったというところを 他の二人がかなりくいついて(? 評価して?)いたので、 男としてはどう読めるのかちょっと興味がありました。
実際に読んでみると、確かに世間一般なんて客観的な生ぬるい書き方ではなくて
かなり個人的な部分まで踏み込んでいて、その点は読んでいて面白くもあり、
ちょっとウェットさが微妙だったり。
著者自身が感じたことを元に、
男性の性欲についてのいくつかのポイントを章ごとに述べていくのだけれど、
同意できるポイントと、あまり同感できない(ひとそれぞれと思ってしまう)ポイントが半々くらい。
ただ、わりと最初の方にでてくる「感じない男」という意味合い
(一言で言えば射精後の墜落感)については全く同感。
でも論文などではいままでほとんど取り上げられなかったとは言っているけど、
男性芸人の雑談とか、成人向け雑誌のエロでないページなんかでは、
当たり前のように語られていたように思わないでもないです。
(そういえば、成人雑誌のエロでないページ、、、たとえば音楽評とか、意外と普通の雑誌よりいいレビューしてたりしてね)。
でもこの本に書かれていることはおそらく女性にとっては全く分からなかったことなんだろうと思うと、 ぜひ読んでみてもらいたいかも。
投稿者 kyohei : November 17, 2005 12:15 AM
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こんにちは。大変お久し振りです。
「感じない男」読まれたんですね。
女友達が絶賛していたので、
普通の男の子がどう読むのか、とっても興味あったんです。
きょうへいさんの感想を見てほっとしました。
あんな突き詰めなくてもみんな感じてるでしょ?っていう。
私もちゃんと読んでみたいな、と思いました。
こんにちは。
お久しぶりでございます。
「感じない男」、女性の友達に絶賛なんですね。
おおむね実体験に基づいた話の進め方なので、女性は納得できるのかなー、とも思いましたが。
でもどんな感想もつにしてもとりあえずは読んでみてくださいな。